とっとり城めぐり

『城郭の博物館』に『絶景の城』!?代表的なものからちょっとマニアな模擬天守まで、個性あふれる鳥取県の城跡たちをご紹介!

とっとりじょう
鳥取城
〜日本城郭の歴史を物語る
「城郭の博物館」〜

日本百名城
国指定史跡

鳥取城は、歴史的に著名な羽柴(後の豊臣)秀吉の兵糧攻めの舞台になり、江戸時代には国内12番目の石高を誇った鳥取藩三十二万石の居城となりました。その歴史の長さから、中世から近世に至る多様な城の姿を残し、日本城郭の歴史を物語る「城郭の博物館」と呼ばれています。

  • 天球丸「巻石垣」は
    他に類を見ない球面状の石垣
  • 2021年に復元された中ノ御門表門
    (なかのごもんおもてもん)
  • 二ノ丸から鳥取市街を一望
  • 城跡のある久松公園は
    桜の名所として知られる
  • 西洋建築(仁風閣)と石垣が共存する
    稀有な景観

基本情報

アクセス 所在地 鳥取県鳥取市東町2
  • 鳥取自動車道「鳥取IC」から車で約15分
  • JR鳥取駅から車で約10分
  • JR鳥取駅から「100円循環バスくる梨」(緑コース)で約8分
    「仁風閣・県立博物館」または「市立武道館」下車すぐ
  • <土日祝のみ>JR鳥取駅から「ループ麒麟獅子バス」で約9分
    「鳥取城跡」下車、徒歩約5分
駐車場 専用駐車場はありません。
周辺駐車場をご利用ください。
鳥取城跡周辺駐車場マップ
登山ルート 鳥取城跡&太閤ヶ平ルートマップ
所要時間目安: 1時間~1時間20分
(久松公園~鳥取城跡本丸跡)
問合せ 0857-26-0756
(鳥取市観光コンベンション協会)
WEB 国指定史跡「史跡鳥取城跡附太閤ヶ平」にようこそ!(鳥取市HP)

よなごじょう
米子城
〜360°パノラマビジョンが広がる
「絶景の城」〜

国指定史跡

米子城は、山陰地方で他に先駆けて築かれた本格的な近世初期の城郭です。五重の天守閣と四重の副天守閣(四重櫓)を持ち、石垣や礎石などは城郭の形態をよくとどめています。360°見渡せる天守台からは中海や米子市街を一望でき、「ダイヤモンド大山」や「オレンジロード」が見られる「絶景の城」として注目されています。

  • その眺望の良さから
    「海に臨む天空の城」とも呼ばれる
  • 大山の山頂部から日が昇る
    「ダイヤモンド大山」(2月頃・10月頃)
  • 中海に夕日が反射してできる
    「オレンジロード」
  • 15分ほどで登れる頂上からは
    米子市街を一望できる
  • 米子市で唯一の武家屋敷の
    建物である小原家長屋門

基本情報

アクセス 所在地 鳥取県米子市久米町
  • 山陰自動車道「米子中IC」から車で約7分
  • JR 米子駅から車で約5分、徒歩約15分
  • JR 米子駅から「だんだんバス」で約11分「湊山公園」バス停下車、徒歩5分
駐車場 「米子城跡三の丸駐車場」または
「湊山公園駐車場」をご利用ください
登山ルート 米子城跡ガイドマップ
所要時間目安:約15分
(米子城跡三の丸駐車場~本丸)
問合せ 0859-37-2311
(米子市観光協会)
WEB 絶景の城米子城
(米子市文化観光局特設サイト)
米子城をリアルに再現した「お菓子の城」

米子城をモデルに築城された「お菓子の壽城」。なんと、旧米子城から本物の石垣を一部移築してしまうほどのこだわり!湊山にある城跡と同じく、天守からは360°の大パノラマと雄大な大山を眺望できる。

わかさおにがじょう
若桜鬼ヶ城
〜歴史的町並みに溶け込む
破城跡と六角石垣〜

国指定史跡
重要伝統的建造物群保存地区

鬼ヶ城は、播磨・但馬両国に通じる街道の結節点に位置し、元和3年(1617年)に一国一城令によって廃城されるまでは因幡の重要拠点として栄えました。廃城となった際に石垣が壊された状態がそのまま残り、一国一城令による破城の様子を今に伝える貴重な遺構となっています。

  • 廃城の際に石垣が壊された
    「破城」跡が残る
  • 本丸石垣と城跡碑
  • ほぼ完存した姿が残る六角石垣
  • 天守台から若桜の町並みを望む
  • 城下の若桜地区は2021年に
    重要伝統的建造物群保存地区に選定

基本情報

アクセス 所在地 鳥取県八頭郡若桜町若桜
  • 鳥取自動車道「河原IC」から車で約25分
  • 若桜鉄道 若桜駅から車で約10分
駐車場
登山ルート 若桜鬼ヶ城散策マップ(若桜町HP)
所要時間目安:
30分~40分 (登山ルート駐車場~天守台) /
約10分 (自動車ルート駐車場~天守台)
問合せ 0858-82-2237(若桜町観光協会)
WEB 鬼ヶ城跡(若桜町HP)

〜城下町を歩く〜

うつぶきじょうせき・くらよししらかべどぞうぐん
打吹城跡・倉吉白壁土蔵群(倉吉市)

南北朝時代、標高204mの打吹山に築かれた山城跡。城跡遺構は残っておらず、石碑が立っています。正面展望台は櫓を模した形をしており、町並みを望むことができます。

しかのじょうせき・しかのじょうかのまちなみ
鹿野城跡・鹿野城下の町並み
(鳥取市鹿野町)

戦国時代の城主亀井家の居城跡。頂上の石と内掘、外堀の石垣に当時の面影を残しています。鹿野には京格子のある町屋が点在し、風情ある城下町として今もなお大切に受け継がれています。

〜模擬天守を訪ねる〜

かわはらじょう
河原城(鳥取市河原町)

千代川を見下ろす要衝の小丘にあり、1580年の羽柴秀吉による鳥取城攻略戦の際に陣が置かれたと伝えられます。犬山城天守を模した展望台は旧河原町の観光案内や秀吉の感状などを展示する資料館となっています。

迂回路のご案内(2022年6月現在)

うえしじょうせき
羽衣石城跡(湯梨浜町)

羽衣石城は、1366年に南条貞宗により築城されたと伝わる中世の山城です。東郷湖を望む標高372mの羽衣石山頂上にあり、県史跡の模擬天守と見晴らしのよい展望台があります。

写真提供:小谷哲夫さん

えびじょうせき
江美城跡(江府町)

戦国時代の山城であった江美城跡には現在でも山城遺構がよく残っており、それぞれの郭の状況を確認できます。城郭を模して建設された江府町民俗資料館は江尾の町のシンボルになっています。


とっとり城めぐりマップ