民工芸を訪ねて

鳥取民工芸を訪ねて

吉田璋也(よしだ・しょうや)

鳥取民芸の興隆に大きな業績を残した吉田璋也(よしだ・しょうや)

柳宗悦(やなぎ・むねよし)の民芸理論に共鳴して民芸運動を繰り広げ、鳥取民芸の興隆に大きな業績を残した吉田璋也(よしだ・しょうや/右写真)。

医師を父に鳥取市に生まれ、県外の大学卒業後、帰郷し市内に医院を開業しました。牛ノ戸茶碗に魅せられた吉田は、その頃経営に苦しんでいた窯元を指導し再興させました。プロデュースした民芸は、木工・竹工・挽物・漆工・石工・金工・染物など広範囲にわたり、地方の工芸に新しい刺激を与えました。

鳥取の陶磁器
牛ノ戸焼緑色や黒色などの釉薬を使った大胆なデザインが特徴の「染分皿」は、吉田璋也がプロデュースしたもの。シンプルかつモダンな印象は、世代を超えて人気です。今もなお約30軒の窯元が、吉田の精神を引き継ぎながら、新しい作品づくりに励んでいます。
鳥取の木工
スギ・ヒノキ・マツ・ケヤキ・トチ・ブナ・エンジュなど、木工の材料に恵まれている鳥取県。吉田璋也は英国家具などの研究を行い、時代にあった椅子や照明などの家具を提案しました。それらは今も尚引き継がれています。
郷土玩具

はこた人形倉吉の「はこた人形」(右写真)や用瀬の「流しびな」など古くから伝わるものや、民芸運動の影響を受け制作された土人形や木彫り人形、張子などの玩具があります。いずれも手づくりのぬくもりが感じられます。

因州和紙 -いんしゅうわし-
因州和紙因州和紙の歴史は定かではありませんが、古くは平安時代の「延喜式」に因幡国(いなばのくに)から朝廷に紙が献上されたことが記されています。主に書道用紙や工芸紙として多くの書道家や和紙愛好家に愛用され、現在では便箋からプリンター対応和紙、照明・壁紙など、時代に合わせた製品が開発されています。
とっとりの手仕事
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とっとりの工芸品
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