とっとり観光ニュース2014年4月号

目次

1.「障がいを知り、共に生きる」みんなが楽しめるアートの祭典開催
2.三朝(みささ)の奇祭「陣所(じんしょ)」
3.群落で見ることが珍しい「カキツバタ自生地」
   国の天然記念物、唐川(からかわ)のカキツバタ群落
   唐川湿原より一足早く咲く、牧谷(まきだに)のカキツバタ群落
4.夏を告げる、幻想的な行列
5.旬の果物や野菜の収穫体験~こども農家~
6.日本海に降る雪をイメージさせる冷酒
7.イベント情報
   (1)第40回 倉吉春まつり
   (2)第36回 桜杯争奪相撲選手権大会(桜ずもう)
   (3)第14回 SUN-IN未来ウォーク
   (4)植田正治「写真の教室」
8.因州藩(鳥取県)の尊皇志士「河田佐久馬」がまんがに登場!!(幕末維新秘話)
9.コラム 「コラム 智頭急行「智頭線」の魅力


1.「障がいを知り、共に生きる」みんなが楽しめるアートの祭典開催

201404 「あいサポート・アートとっとりフェスタ」を愛称に、第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会が7月12日(土)から11月3日(月・祝)まで鳥取県で開催されます。
大会のテーマは「障がいを知り、共に生きる」。県内各地で、美術・文芸作品の展示、音楽、演劇、ダンスなど、障がいのあるなしに関わらず、誰もが参加し、楽しめる多彩な催しを予定しています。
見どころのひとつ「アール・ブリュット展」は、日本で初めての県内巡回展です。アール・ブリュットとは、「生の芸術」と訳されるフランス語で、既成の芸術に一切とらわれることなく、自然に表現した作品に触れていただくことができます。

201404
第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会
オープニングセレモニー 7月12日(土)とりぎん文化会館
クライマックスイベント 11月1日(土)~3日(月・祝) とりぎん文化会館

(見どころ)
日本初!「アール・ブリュット展」県内巡回展
201404米子市美術館 9月6日(土)~28日(日)
倉吉博物館 10月9日(木)~19日(日)
鳥取県立博物館 10月25日(土)~11月3日(月・祝)

アール・ブリュットシンポジウム
201404米子市立図書館 9月6日(土)

開催中の主なイベント
■国際障がい者アート展(鳥取県立博物館)
■NHKハート展、アーチストリンク作品展(とりぎん文化会館)
201404■鳥の演劇祭(鳥の劇場)
■瑞宝太鼓関連イベント(倉吉未来中心)
■あいサポートコンサート(米子市公会堂)
 ※詳細の日程は、ホームページでご確認ください。

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2.三朝(みささ)の奇祭「陣所(じんしょ)」

201404

「陣所」は、三朝温泉街で行われる「花湯まつり」の神事のひとつで、毎年5月4日に行われる伝統行事の大綱引きです。

藤かずらで編んだ、1本が長さ80メートル、重さ2トンの雄雌2本の綱は、「かせ木」という貫き棒を差し込んで1本に固定します。綱を東西で引き合い、東が勝てば豊作、西が勝てば商売繁盛と伝えられています。

大綱引きの前日には、「綱からみ」と呼ばれる綱の編み上げをします。山から切り出した藤かずらを編みますが、かずらを柔らかくするため、約2週間、三朝川に浸けます。

201404

当日の夜には約1,000発の花火が温泉街に打ち上げられ、温泉本通りで「綱出し」が始まり、いよいよ綱引きが行われます。誰でも参加することができ、この綱に触れたり、引き合いで取れたかずらを持ち帰ったりすると1年間無病息災といわれています。素手で引っ張り合うため、手の皮を擦りむいたり、勢いのあまり尻もちをついたりすることもありますが、旅の思い出にいかがでしょう。

【綱からみ】5月3日(土)8:00~17:00 三朝川左岸消防車庫前(振舞い餅あり)
【綱出し】 5月4日(日)20:30~21:30 三朝温泉本通り)
【陣所(大綱引き)】5月4日(日)21:30~22:00 三朝温泉本通り

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3.群落で見ることが珍しい「カキツバタ自生地」
国の天然記念物、唐川(からかわ)のカキツバタ群落

201404

岩美町の南、標高400メートルにある「唐川湿原のカキツバタ群落」は、愛知県「小堤西池」、京都府「大田の沢」と並び、日本三大カキツバタ自生地の一つと言われています。東西200メートル、南北800メートルの範囲の小川や池(大沢池)に沿って大小の湿原が分布し、約100種類の湿原植物が自生しています。最も下流に広がる面積0.6ヘクタールの主要な湿原では、5月中旬から6月初旬にかけて、濃い紫色の力キツバタが見事に咲き揃います。この時期には県内はもとより、全国から花の愛好者でにぎわいます。

場所は、JR岩美駅からタクシーで約15分、車でお越しの方は、湿原手前の専用駐車場に停めて、約400メートル、徒歩約10分程度です。

唐川湿原より一足早く咲く、牧谷(まきだに)のカキツバタ群落

201404

5月の中旬、牧谷の又助池(またすけいけ)の周辺には力キツバタが咲き誇ります。この池は、砂丘の後背地に形成された潟湖(ラグーン)の名残が、県の自然環境保全地域の指定を受けています。野立ての「一日茶屋」も催されるなど、毎年多くの愛好者で賑わいます。岩美町の中心地に近い平坦な場所にあり、群落までの散策道や池の周りの遊歩道は整備されています。

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4.夏を告げる、幻想的な行列

201404

大山に本格的な夏山シーズンの訪れを告げる「大山夏山開き祭」が6月に開催されます。前夜祭は大神山神社奥宮で神事が行われ、その後、ご神火が2,000本のたいまつに移されます。オレンジ色の炎が闇に浮かびあがり、幻想的な「たいまつ行列」となります。安全祈願神事が行われる山頂祭は午前10時より行われ、それに合わせ早朝より多くの登山者が山頂を目指します。特設会場が設けられた大山のふもと、大山博労座では、大山の恵みに育まれた山の幸・海の幸・地場産品を集めた「大山の恵みからす天狗市」、「癒しの森コンサート」などを予定しています。

第68回大山夏山開き祭

【前夜祭】6月7日(土)神事(大神山神社奥宮)、たいまつ行列、大山僧兵太鼓の演奏など
【山頂祭】6月8日(日)神事(大山山頂)
 ※たいまつ行列と山頂祭を楽しめる宿泊プラン企画中。詳細は下記ホームページ参照。

  • 場所/西伯郡大山町大山周辺(大山博労座特設会場、大神山神社奥宮、大山山頂)
  • 問い/大山町観光案内所 電話0859-52-2502

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5.旬の果物や野菜の収穫体験~こども農家~

201404

201404農業が盛んな北栄町にある「こども農家」では、いちご狩りやらっきょうの根切り体験など、季節に合った様々な農産物の収穫を体験できます。また、収穫した農産物によっては、その場で食べることができ、農家さんから美味しい食べ方を教わることも出来ます。

とれたての野菜がみずみずしくて美味しいこと、土の中の野菜が大きくなる姿など、新しい発見や収穫することの楽しさや喜び、農業への親しみを感じられます。大人も子どもも体験できます。

  • 問い/こども農家運営事務局(運営団体:NPO法人未来) 電話0858-24-5725
       平日(月~金)9:00から18:00まで
       ※ホームページより体験申込が出来ます。体験料金等、団体対応については農園によって異なります。
         詳細については事前にお問合せください。

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6.日本海に降る雪をイメージさせる冷酒

201404

皆生温泉旅館組合青年部(伊坂明会長)が山村の住民らと取り組む皆生温泉オリジナル日本酒「皆生温泉 海に降る雪 上代」の6年目となる新酒が完成し、2月27日「皆生グランドホテル天水」で新酒発表会が開かれました。訪れた招待客らは、日本酒と料理に舌鼓を打ちながら、皆生温泉の名物を心行くまで堪能しました。

このオリジナル日本酒は、平成20年度から西伯郡伯耆町福岡の稲作農家や造り酒屋、行政などの協力を得て、皆生温泉旅館組合青年部が取り組んでいます。5月の酒米の田植え、10月の稲刈り、1月の日本酒仕込み作業―と、酒が出来るまでの工程を一通り体験しながら、独自の日本酒造りに挑戦しています。

純米大吟醸のあられ酒で、炭酸の強いやや辛口の味わいが特徴。ネーミングの「海に降る雪」は、日本海の青を連想させる青いビンの中で米こうじの粒が揺れる様が、皆生海岸に深々と降る雪をイメージしているところから名付けました。

「海に降る雪」は大変好評で、2,000本に増産した昨年も10月末には完売。今年はさらに増産して『ふるさと』の語呂合わせで2,310本を生産しました。このお酒にはナンバリングされており、ナンバー1は毎年、平井鳥取県知事へお渡ししています。

一般売りの価格は昨年と同じ1本2,100円(税込)です。皆生温泉旅館組合が運営する土産物店「皆生横丁 きないや」でも販売しています。
(※4月からは消費増税分値上げして2,160円となります。)

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7.イベント情報
(1)第40回 倉吉春まつり

201404

桜とツツジの時期に合わせて、展覧会や音楽ライブなど春のイベントが盛りだくさん!山陰随一の桜の名所、打吹公園ではぼんぼりが点灯され、夜桜も楽しめます。

(2)第36回 桜杯争奪相撲選手権大会(桜ずもう)

201404

春の風物詩であるこの大会は、桜が咲く打吹山の麓で、小中学生力士が熱戦を繰り広げます。郷土が生んだ第53代横綱琴櫻関(先代佐渡ケ嶽親方)の顕彰と、国技でもある相撲と青少年の健全な育成を願い、1979(昭和54)年から毎年開催されている、山陰一の相撲大会です。今年も、佐渡ヶ嶽部屋の親方と部屋の若衆2名を迎えて、地元の子どもたちと、ぶつかり稽古を通して交流します。

  • 日時・場所/4月20日(日)9:00~ 倉吉市営相撲広場(倉吉市営陸上競技場内)
  • 問い/桜相撲振興協議会(倉吉青年会議所内) 電話0858-22-3042
(3)第14回 SUN-IN未来ウォーク

鳥取県中部で、自然の中を満喫しながら、えーもんをゆっくり、しっかり、うっとりと楽しむ旅ウォークで、「ジャパンノルディック・ウォーク連盟」全国第1号に認定されたコースを歩きます。歩きたい距離に合わせてコースを選ぶことができ、それぞれ山・湖・海沿い・歴史ある土蔵の町並みなど、見どころもたくさんです。

  • 開催日・会場/6月7日(土) 、8日(日) 倉吉パークスクエア集合(バス駐車場有)
  • 参加費/事前申込 1,800円、当日申込 (1日)1,500円、(両日)2,200円※高校生以下無料
  • 申込期限/5月30日(金)必着 (着金期限)
  • 問い・申込み先/未来ウォーク実行委員会(NPO法人未来内)専用携帯電話 090-9730-1089
            E-mail wkentry@npo-mirai.net
(4)植田正治「写真の教室」

植田がアマチュアに向けた多彩なメッセージとともに、その時々の作品を紹介します。

  • 会期・時間/3月1日(土)~6月1日(日) 9:00~17:00(入館16:30まで)
  • 休館日/火曜日(祝祭日の場合は翌日)4月29日、5月6日は開館。
  • 入館料/一般800円(700円)、高校・大学生500円(400円)、小学・中学生300円(200円)
                  ( )内は20名以上の団体料金です。
                  ※4月2日(水)より、入館料(一般のみ)が900円(800円)になります。
  • 問い/植田正治写真美術館 電話0859-39-8000

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8.因州藩(鳥取県)の尊皇志士「河田佐久馬」がまんがに登場!!(幕末維新秘話)

「明治維新の裏側に鳥取県人の活躍があった!!」こんな話を皆さんはご存じでしょうか。高知県の坂本龍馬、鹿児島県の西郷隆盛、山口県の桂小五郎、そんな志士達の名前は有名ですが、維新の舞台裏を覗くと、実は鳥取県人が深く関わっているのです。今回紹介するのは2人の鳥取県人です。

まずは、大阪淀屋橋に名を残す、豪商八代目淀屋清兵衛。実はこの淀屋はあまりにも巨額の資産を手にしたために、幕府から取り潰しにあいます。しかしその危機を察した当主が、密かに番頭に資産を渡し淀屋再興と幕府への仇討を託します。その番頭が、倉吉出身の牧田仁右衛門でした。その後、倉吉を本拠に牧田淀屋が再度、大阪に淀屋を再興、そして八代目淀屋清兵衛を名乗って、幕末に資産を全部処分して作った莫大な金額を、倒幕資金として朝廷に献上したと伝えられています。

もう一人は、因州藩勤皇派のリーダー河田佐久馬です。鳥取藩京都留守居役で多くの志士達と交わり、池田屋事件では桂小五郎と共に難を逃れています。また、坂本龍馬とは志士の蝦夷地(えぞち)派遣を計画し、「いろは丸」の事件について親しく語り合っています。戊辰戦争では有名な山国隊の指揮官を勤め、甲府で新撰組局長の近藤勇と戦いこれを撃破、上野戦争や宇都宮戦争にも参戦しています。西郷隆盛等と一緒に錦絵に描かれ相当な有名人でした。

201404しかし、鳥取県人の控えめな性分からかPR下手からなのか、その後時間の流れの中で徐々に埋もれてしまっていた歴史を基に鳥取市出身の人気漫画家「藤原芳秀」先生が作品を書き上げました。知られざる幕末維新の裏側を描いたこの作品は、リイド社の月刊誌「コミック乱ツインズ」3月13日号に掲載されています。全国のコンビニ、書店で発売していますので、是非ご覧ください。

【追記】

鳥取県が早くから勤皇派(新政府軍)に所属して戦った証は、坂本龍馬、中岡慎太郎の墓もある、京都・東山の霊山神社墓地に見る事ができます。1868(慶応4)年6月29日、明治天皇より「明治維新を目にすることなく幕末動乱の中に命を散らした尊王の志士たちを慰霊すべし」という詔が出された事に応えて公家や山口・高知・福岡・熊本・鳥取・久留米の諸藩が協力して霊山山頂にそれぞれの藩の志士たちを弔う祠を建てた事によります。(現在も鳥取県招魂社が存在し、多くの因州志士達の墓もあります。)

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9.コラム 智頭急行「智頭線」の魅力

 

全国には第三セクター鉄道が多くありますが、その生い立ちは様々で、①廃止対象となった国鉄の特定地方交通線を転換した線、②国鉄改革で中断していた新線建設を引き継いだ線、③新幹線の開通に伴い平行していた在来線を引き継いだ線、④鉄道のなかった地域への新線などに分類されます。兵庫県の山陽本線上郡駅から岡山県を通り、鳥取県の因美線智頭駅を結ぶ智頭急行株式会社智頭線は②になります。同じ仲間には三陸鉄道、上越線六日町と北陸本線犀潟を結ぶ北越北線(時速160キロの特急「はくたか」を運行)や岡山県伯備線清音と広島県福塩線神辺を結ぶ井原線などがあります。

201404

智頭線の営業距離は56.1キロですが、保有車両数は44両と中堅鉄道会社並です。このうち34両は、京都から鳥取・倉吉を結ぶ特急スーパーはくと号に使用されており、時速130キロで走行できる高速気動車で、京都~鳥取を約3時間、大阪~鳥取を約2時間30分で結ぶことができます。
車両には型式・番号がつけられており、JRでは従来から気動車にはキハ○○、キロ○○などの表示がされていますが、スーパーはくと号の車両は、HOT7000の番号が付けられています。HOTは、沿線のHYOGO(兵庫)、OKAYAMA(岡山)、TOTTORI(鳥取)の頭文字から、また7000は、1車両に350馬力のエンジンを2台搭載していることから付けられたものです。

201404

平成24年に鳥取県で開催された「まんが博覧会」に併せて、世界的に有名なフランスのアングレーム国際漫画祭最優秀シナリオ賞等数々の賞を受けられた漫画家の谷口ジローさんの絵がスーパーはくと号の1編成5両に描かれました。その後車両の運用により分散し、1編成全ての車両にまんがが描かれた列車に乗ることができなくなりました。何時かまた5両全てに谷口ジローさんの絵が描かれた編成が復活するかもしれません。京都~大阪~姫路~上郡~智頭~鳥取~倉吉沿線の方やスーパーはくと号に乗車される方は、車両に注目して見てください。漫画が描かれた車両が1両か2両か、もしかして5両すべて、目撃できればきっと良いことがありますよ。
   智頭線内には「恋山形」、「宮本武蔵」、「河野原円心」など変わった名称の駅があり、様々な催しやイベント列車を運行しています。 (ピンクの駅は恋山形駅です。)

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