とっとり観光ニュース2014年3月号

目次
1.4月鳥取への航空便が飛躍的に便利に!
2.鳥取県東部の悲願!交通の難所がいよいよ解消
3.3年ごとに行われる伝統行事「大山御輿行幸(だいせんみこしぎょうこう)」が、この春開催
4.とっとり花回廊で開園15周年前夜祭「らんまつり」を開催中
5.別格の存在感!鳥取の巨木巡り
6.懐かしい町並みと人情にふれる米子下町の旅
7.繁華街に湧く鳥取温泉
8.鳥取県独自の幻の酒米「強力米(ごうりきまい)」の日本酒
9.コラム
  ・第三セクター若桜鉄道の魅力
  ・とっとりの山の楽しみ方(7)ドウダンツツジのプロムナードを行く
1.4月鳥取への航空便が飛躍的に便利に!

201403県内にある2つの空港「鳥取空港」、「米子鬼太郎空港」では、この春よりスカイマークの新路線開設や全日空の増便が決まりました。
新路線として、スカイマーク「羽田、新千歳、那覇-米子線」が開設されます。昨年12月から運航が始まった「成田、神戸、茨城(神戸経由)-米子線」に加え、米子鬼太郎空港では全国各地からのアクセスが飛躍的に改善されます。
鳥取空港では、全日空「羽田-鳥取線」が1日1便増便され、5便での運航が3月30日より始まります。米子鬼太郎空港では、現在、全日空「羽田-米子線」が増便されており、1日6便の運航が5月31日まで継続されます。そして、そのうちの1便が大型化されます。
首都圏からは両空港併せて1日15便と大幅に増加し、県内は全体で20便と、便の選択が格段に向上し、山陰への空の旅がますます便利になります。
東京、茨城、神戸、さらに沖縄や北海道から、便利になった路線で、鳥取県へぜひお越しください。

201403【増便、増便継続】 全日空
羽田-鳥取線  1日4便→5便(期間:3月30日(日)~)
羽田-米子線  1日5便→6便(期間:~5月31日(土)、10月1日(水)~25日(土))

【新路線】 スカイマーク
羽田-米子線    1日2便
新千歳-米子線   1日1便
那覇-米子線   1日1便

【既存路線】 スカイマーク
成田-米子線                 1日2便
神戸-米子線                 1日2便
茨城-米子線(神戸経由)   1日1便

    ※航空各社の運航予定につきましては、いずれも関係官庁の認可等が条件となります。

  • 問い/鳥取県地域振興部 交通政策課 電話0857-26-7099

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2.鳥取県東部の悲願!交通の難所がいよいよ解消

201403岩美郡岩美町本庄を起点に、鳥取市福部町湯山に至る駟馳山(しちやま)バイパス(延長7.7キロ)が、3月22日(土)に開通します。交通の難所である駟馳山峠を迂回する道路が確保され、山陰海岸ジオパークを軸とした東西の広域連携と、交流促進による観光活性化が期待されます。また、鳥取砂丘と浦富海岸間が約3分短縮になります。さらに今回の開通によって、救急救命への貢献のほか、国道9号線で事故や災害による通行止めが発生しても、バイパスを利用することで安心して目的地へ向かうことができるなど、快適で安全・安心な通行が可能となります。

※開通区間のIC名称「福部(ふくべ)」、「大谷(おおたに)」、「岩美(いわみ)」。

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3.3年ごとに行われる伝統行事「大山御輿行幸(だいせんみこしぎょうこう)」が、この春開催

この行事は、平安時代に始まった大山寺(だいせんじ)の祈願法要で、古くから「御幸(みゆき)」「大山さん」と呼ばれ、交通安全・家内安全・商売繁盛を願います。5月、10月の24日が地蔵菩薩の縁日にあたることから、この祭事は5月24日に行われます。法要の後、1,200年前から燃え続ける「不滅の法灯」を先頭に、日本神話に登場する神、猿田彦(さるたひこ)や御輿、武装した僧侶の僧兵、稚児、平安貴族など、総勢約150人が練り歩き、華やかな時代絵巻の様子を観ることができます。今年厄年を迎える男性をまじえた担ぎ手が、大山寺の御本尊を乗せた御輿を担いで、大山寺参道の坂を登ります。参加した担ぎ手には、当日行列終了後に大山寺本堂で厄払いの祈祷が無料で行われますので、厄年を迎えられる方、また前・後厄の方の参加もお待ちしています。

  • 201403開催日/2014年5月24日(土) 10:00~ 御輿行幸執行
  • 場所/西伯郡大山町大山寺周辺 博労座→大山寺本堂
           ※当日参道は、混雑が予想されますので係員の指示にしたがって下さい。
           御輿行幸参加を希望される方は、事前申し込みが必要です。
           雨天時における催事の決定は、当日6:00に決定します。
  • 問い/大山町観光案内所 電話0859-52-2502
    同日開催、国指定重要文化財「大山寺阿弥陀堂」一般公開
  • 日時/2014年5月24日(土)9:30~15:00
  • 問い/大山町観光案内所 電話0859-52-2502

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4.とっとり花回廊で開園15周年前夜祭「らんまつり」を開催中

201403201403とっとり花回廊は、県民への「憩いの場」の提供、「観光振興」と「花き園芸振興」の拠点となることを目的とし1999年4月18日に開園しました。総面積50ヘクタールの園内はフラワーパークとしては国内最大級の規模を誇り、開園以来の入園者は今年の夏には、700万人となる見込みです。今年4月18日で開園15周年を迎えることから、2014年をメモリアルイヤーとして位置づけ、4月から1年を通じて様々なイベントやキャンペーンが行われます。また、それに先駆けて、開園15周年前夜祭として「らんまつり」を開催しています。18種3,200株の洋ランをフラワードームに一堂に集めて展示しており、豪華なコチョウランのトンネルなど人気のみどころが盛りだくさんです。

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5.別格の存在感!鳥取の巨木巡り
(1)大樹寺の有楽椿(ウラクツバキ)

201403201403冬の寒さがやわらぐこの時期に、色彩を加える「寒椿」が八頭町の大樹寺(だいじゅじ)で見頃を迎えています。国内最大級といわれる椿は樹齢およそ450年の古木で、樹高8.7メートル、幹回り1.85メートル、枝張り10.5メートルで、淡いピンク色の花を次々と咲かせます。この椿の名は、東京の有楽町に名を残したことでも知られる織田有楽(織田信長の弟)が、茶席で愛用した事に由来するといわれています。例年11月末頃から咲き始め、4月上旬頃まで優雅な花が見られます。

  • 場所・問合せ先/大樹寺(八頭郡八頭町福地408) 電話0858-74-0854
(2)オハツキ・タイコイチョウの巨木

201403201403このイチョウは、種子の実り方に特徴があります。通常の種子(ギンナン)が実るほかに、葉の表面に種子が実る「御葉付き(おはつき)」や、二個組の種子が実る「太鼓」といった実の付け方をします。時には「御葉付き」と「太鼓」が同時に起きることもあります。どちらもイチョウの変種ですが、全国的に見ても珍しく、唯一といわれています。この樹齢600年の巨木は、大国主命(おおくにぬしのみこと)が再々復活した神話の舞台「大石見神社(おおいわみじんじゃ)」の境内にあり、県指定天然記念物です。

  • 場所/大石見神社(日野郡日南町上石見)
  • 問い/日南町観光協会 電話0859-82-1115
(3)伯耆の大シイ(ほうきのおおしい)

201403樹齢推定1,000年以上、周囲11.4メートル、高さは15メートル、枝張りは23メートルという、迫力のあるシイの巨木は、県中部の琴浦町にあります。太短主幹が地上直ぐ近くで数本に分かれ、うねりながらせり出すように伸び、樹皮はシイの木特有の凄みを見せ、見る者を圧倒します。

  • 場所/春日神社境内(東伯郡琴浦町宮場)
  • 問い/琴浦町観光協会 電話0858-55-7811
            ※平成元年の環境庁の調査で、「シイの巨木」日本一に認定。

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6.懐かしい町並みと人情にふれる米子下町の旅

201403米子市は江戸時代から明治時代にかけて商都として栄え、今も変わらない佇まいが随所に残っています。下町には、9つのお寺が立ち並ぶ寺町通り、重要文化財の後藤家、そして山陰随一の栄華を誇った米子城跡などまちの歴史をたどる事が出来ます。地元を知り尽くしたガイドさんと一緒に歩けば、まちの物語や、面白い発見など、周辺の魅力あるお勧めの場所を案内していただけるでしょう。

  • 期間・場所/4~11月、米子市中町周辺
  • ガイド時間/10:00~12:00、13:00~17:00の間
  • 所要時間/約2時間(コースにより2時間半)
  • 201403受入人数/2~20人
  • 料金/【旅行会社】ガイド1名につき1,000円
                【個人】無料※入館料・昼食代等は別途要
  • 申込み/3日前までに予約要
                   ※旅行会社様向け詳細は、問合せ先までご連絡下さい。
  • 問い/米子市観光案内所(JR米子駅構内) 電話0859-22-6317(毎日受付9:00~17:00 )

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7.繁華街に湧く鳥取温泉

県庁所在地の鳥取市内、鳥取駅より徒歩5分という便利な立地に湧く、全国的にも珍しい温泉です。1904年、飲用井戸を掘るための掘削中に偶然見つけたのがはじまりで、その後、駅周辺の発展とともに温泉街が発展しました。素朴な天然温泉の銭湯もあり、観光で訪れる方はもちろん、ビジネスマンの方にも利用されています。鳥取市はもともと城下町であったため、温泉周辺には仁風閣(じんぷうかく)、興禅寺(こうぜんじ)、観音院(かんのんいん)庭園、玄忠寺(げんちゅうじ)、など名勝史跡が数多く点在しています。また、交通の便がよく、鳥取砂丘や白兎海岸、海鮮市場や農産物市場のある賀露港など、史跡や観光地巡りの拠点として利用しやすい温泉地です。

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8.鳥取県独自の幻の酒米「強力米(ごうりきまい)」の日本酒

「強力米」とは、明治の中頃に県西部で育成栽培された鳥取県独自の品種です。しかし稲の丈が長く(140センチ)、大粒で「強力を育てるのは暴れ馬を乗りこなすようなもの」と言われるほど育成が難しく、その手間もかかり昭和29年頃には姿を消し、「幻の米」と伝説になっていました。
しかし地元品種の酒米で造った本物の地酒を造りたいという「鳥取酒造組合連合会技術顧問上原浩氏」と、「鳥取市の中川酒造・山根酒造場」の2つの酒蔵が、幻の酒造米「強力米」復活へ苦闘を始めます。鳥取大学農学部にわずか一握りの貴重な原種標本が有る事を突きとめ、必死の嘆願を行い、その想いに応えた教授の木下氏が快諾をしました。その貴重な種籾の栽培は、戦前強力米を栽培していた県東部の八頭郡の農家に協力依頼し、難しい育成に取り組みながら、何と30数年の歳月を経て「幻の酒造米強力」が復活したのです。
前述の山根酒造は「その異彩を放つ味わいは、自らを主張するかのような圧倒的な存在感」と評しています。現在では県内9つの蔵元が強力米を使用した地酒を造っています。本物の地酒を造りたいと取り組んだ男達の夢に想いを馳せて、鳥取を発祥の地とする酒米で造った地酒を一献傾けてみませんか。

 

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9.コラム
第三セクター若桜鉄道の魅力

201403鳥取県内には、JR線以外に第三セクター鉄道が2社・2路線あります。その一つ智頭急行は、山陽本線上郡(かみごおり)と因美線智頭を結び、京都から大阪・姫路経由で鳥取・倉吉を結ぶ「スーパーはくと」や岡山から山陽線上郡経由で鳥取を結ぶ「スーパーいなば」が高速で走行する鳥取県東部地域への重要な路線となっています。
一方、若桜鉄道は、鳥取県東部の因美線郡家(こおげ)駅から若桜駅まで19.2キロを結ぶ、長閑な農村地帯を走るローカル線です。開通当時(昭和5年)の趣を残し、平成20年8月に全国で初めて、鉄道関連の駅舎・転車台・給水塔など23施設が一括して国の有形文化財に登録されました。他の地方鉄道と同様に経営は厳しく、平成21年には上下分離方式(線路等は地元自治体所有、運行・運営は鉄道会社)に移行するとともに、乗客の増加を目指し様々な経営努力がなされています。
201403その中の注目の一つは、鉄道ファンには見逃せない様々な車両が集められ、保存されていることです。蒸気機関車C12、ディーゼル機関車DD16、電気機関車ED30、12系客車4両、ト6型トロッコ貨車、貨物列車に連結され車掌が乗務したワフ35597など懐かしい車両が若桜駅を始め沿線に留置されています。営業用の車両わずか4両に対し、若桜鉄道や沿線の保存会等で所有する車両が倍以上の9両もあり、若桜線を旅する時の楽しみ方の一つとなっています。蒸気機関車など一部は、動作・運用可能な状態で保存されており、イベント等では体験運転、トロッコ貨車への乗車もできます。これからも新しい取組が検討されており、ますます期待されます。
ちなみに、前述のほかにも若桜駅舎横に機関車トーマス風とC57の2両のミニSL乗物があります。いずれも子ども専用で、1回100円で利用できます。

とっとりの山の楽しみ方(7)

201403ここ数年雪の少ない状態が続いていますが、県境稜線の西から船通山(せんつうざん)、毛無山(けなしやま)、中部の蒜山(ひるぜん)、東部の三国山(みくにやま)、那岐山(なぎさん)、氷ノ山(ひょうのせん)扇ノ山(おうぎのせん)など1200~1300メートル級の山々も今は深い雪に覆われ、やがて訪れる雪解けの春を待っています。残雪の3月から新芽が芽吹く4月へ。山桜やこぶしが山腹を華やかに彩り、5月連休も過ぎれば次第に新緑の季節へ。季節の移り変わりや深山に咲く花々や草木の変わらぬ営み、そういうものに魅せられ、多くの登山者が近場の山々へ出かけてゆきます。作家、田中澄江さんの「花の百名山」「新・花の百名山」では、大山のダイセンクワガタ、コケモモ、船上山のシラヒゲソウ、氷ノ山のシロバナエンレイソウなどが取り上げられていますが、毛無山や船通山のカタクリ、那岐山のドウダンツツジ、シャクナゲなどもよく知られています。今回は花を愛でる登山の対象として、那岐山をご紹介しましょ。

【ドウダンツツジのプロムナードを行く】

201403鳥取県東部、岡山県との県境に位置する那岐山は、標高1,240メートル。県東部では氷ノ山、扇の山に続く高峰で、智頭の町から国道53号線をしばらく津山方面へ向かうと、ひときわ抜きんでた台形上の山容の那岐山が立ち現れてきます。山名は、イザナギ、イザナミの宿る山として崇拝されたことから名づけられたとか。 智頭町と岡山県奈美町のシンボルでもある那岐山では、毎年4月29日に山開きを兼ねた交流登山が行われています。
那岐山には、両県側から多くの登山ルートが開かれていますが、鳥取県側からは西仙(にしせん)コースから取り付き、東仙(ひがしせん)コースを下る周回コースがポピュラーです。 登山時期は5月連休から6月上旬がおすすめです。シャクナゲとドウダンツツジの満開時期はずれており、開花情報を入手しながら時期を選びましょう。登山口へは智頭町野原地内から国道53号線の標識に従い、県道、林道を経由し、20分程度で取り付きです。シャクナゲの群落や登山道沿いのイワウチワを愛でるのであれば、尾根ルートから馬の背避難小屋をめざします。避難小屋から杉林、ブナ林を抜け、低木林へと林層が徐々に移行するあたりから、ベニドウダンやサラサドウダンの群落が見え始め、頂上直下のチシマザサやススキの原あたりまで、満開のドウダンツツジのトンネルをくぐり抜けるような醍醐味を楽しむことができます。
登山口から頂上までは、概ね2時間程度を見込みます。四囲を遮るもののない頂上からは、見通しがよければ北に日本海や扇の山、西に大山、南に日本原の広がりから瀬戸内海を遠望することができます。 帰りは、しばらくは平坦なドウダンツツジのプロムナードを縦走し、階段が多いですが、東仙コースを下ればまた違った変化を楽しむことができます。

  • おすすめコース/西仙コース~東仙コース:登山口(河津原(こうづわら)集落から林道沿いを車で10分程度で到着)⇔馬の背避難小屋⇔那岐山山頂⇔東仙コース道標⇔治山広場⇔登山口
  • 所要時間/登り(120分)下り(90分) 通算(210分)
  • 問い/智頭町観光協会 電話 0858-76-1111
 

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