とっとり観光ニュース2014年1月号

目次
1.「午年因幡伯耆國開運八社巡り」が始まりました
2.「大山町所子」が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定
3.芸術写真家・塩谷定好(しおたにていこう)の記念館が来春開館
4.伝統行事「もちがせ流しびな」を体験しよう
5.三朝温泉開湯850年記念 「三朝の湯 ゆったり 湯たりと 850年」
6.米子鬼太郎空港から三朝温泉へ 直行リムジンバス運行開始
7.毎年好評!「わかめの株主」 募集が始まります
8.イベント情報
   (1)第15回智頭宿雪まつり
   (2)第7回姫路公園かまくら祭
   (3)長谷の牛玉授け・長谷の観音市(はせのごおうさずけ・はせのかんのんいち)
9.コラム とっとりの山の楽しみ方(6)【雪山を楽しむために~氷ノ山スノーシュー登山~】
1.「午年因幡伯耆國開運八社巡り」が始まりました

天神垣神社祭神は、少彦名命(スクナヒコナノミコト)のほか四神をまつります。境内にあった「石馬(いしうま)」は、江戸時代から「石馬大明神」と呼ばれ、地元で大切に祀られていたもので、現在は神社に収蔵されています。

石馬は約1,400年前に造られたといわれており、本州で唯一、全国でも2体のみの貴重なもので、国重要文化財に指定されています。

神社に祀られる荒神さんの祭り「上淀(かみよど)の八朔(はっさく)綱引き」は、長さ50メートル以上の藁(ワラ)で大蛇(クチナワサン)を作り、それを上手と下手に分かれて綱引きを行い、村の豊凶を占っていたとされる、全国的にも類例のない珍しい行事です。以前は旧暦の8月1日に行われていましたが、現在では、毎年9月の第1日曜に行われます。

  • 住所/米子市淀江町福岡1016
  • 201401問い/米子市観光協会 TEL 0859-37-2311
        ※石馬は常時公開されていませんので、別途ご相談ください。
  • 「午年因幡伯耆國開運八社巡り」の詳細 http://www.tottori-guide.jp/kaiun8/

  • 問い/(公社)鳥取県観光連盟 TEL 0857-39-2111

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2.「大山町所子」が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定

201401

鳥取県西部に位置する大山町所子(ところご)は、南部に中国地方最高峰の大山がそびえ、その大山の恵みとしてもたらされる豊かな水を活かした農村集落です。近世から昭和初期にかけて建築された伯耆地方の伝統的な建造物が並ぶ歴史的な町並みで、その周囲に残る圃場整備されていない田畑や水路も一体となって伝統的な農村景観を良く残していることが評価され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

保存地区内では、国の重要文化財「門脇家住宅」、県指定保護文化財「南門脇家住宅」、国登録有形文化財「東門脇家住宅」や「美甘家住宅」をはじめとする建造物が残されています。

  • 問い/大山町教育委員会 電話 0859-54-5212

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3.芸術写真家・塩谷定好(しおたにていこう)の記念館が来春開館

201401

写真家・塩谷定好氏は琴浦町(旧赤碕町)出身で、日本の芸術写真家の草分け的存在として活躍しました。生涯を通じて郷土から離れることなく撮り続けた芸術作品は、国内外の数々の写真展で入賞し、高い評価を得ています。また、境港市(旧西伯郡境町)出身の写真家・植田正治氏の才能を発掘し、植田正治氏とは師弟関係でした。塩谷氏の作品は、郷土の豊かな自然や温かい人物像をとらえ、軟調の写真で表現しており、印画紙を曲げたり、歪めたりしたデフォルメや、油絵の具を使って、明暗をコントロールするなど、その作品は、当時多くの写真家に衝撃を与えました。

地元・琴浦町では、塩谷定好氏の業績を顕彰し、現存する生家を歴史資産として保存し、作品等を常設する「塩谷定好写真記念館」の整備をすすめています。生家は海運業の廻船問屋を営んでおり、1906年(明治39年)に建てられた町屋作りで、1階と2階に十畳の客間、2階には螺鈿(らでん)づくりの床の間や各部屋の建築材料に趣向が凝らされ、この地方では珍しい構造です。

生家の周辺では、全国でも珍しい一面が石の浜「鳴り石の浜」、海岸に集中して約二万基の墓石が並ぶ日本最大規模の自然発生墓地「花見潟墓地」や、本殿の彫刻や向拝殿の龍の彫刻が見事な「神﨑神社」など、塩谷定好が愛した風景に出会うことができます。

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4.伝統行事「もちがせ流しびな」を体験しよう

201401「もちがせの雛送り」として鳥取県無形民俗文化財に指定されている流しびなは、室町時代から続く旧暦の3月3日のひな祭りに行われる伝統行事で、今年は4月2日に行われます。鳥取砂丘を育む「千代川(せんだいがわ)」の河川敷で、男女一体の紙雛をのせた桟俵(さんだわら)に、菱餅や桃の花などを添えて災厄を託し、川へ流します。無病息災と幸せな生活を願う情緒豊かな伝統行事です。

当日、晴れ着をまとい、おぼつかない仕草でひなを流す幼な子の姿は大変愛らしく、情緒あふれるその光景に多くの人が魅了されます。また、行事の行われる用瀬(もちがせ)の町内では、玄関先などでひな飾りを公開したり、ひな人形が川沿いに飾られたり、風情ある町並みを楽しむことができます。

当日は一般の方も、ひな流しの体験が出来るほか、女性向けに山野流の着付けが無料で体験できます。古くから伝わる行事や伝統を大切にする地域の心温まるおもてなしを感じることができます。

  • 開催日時/平成26年4月2日(水)(毎年旧暦3月3日)11:00~15:00
  • 内容/
     訪れた方々のひな流し体験 11:00~14:00
     幼な子のひな流し 14:00~14:45
     歴史を受け継ぐひな流し 14:45~15:00
     ※その他、流しびなの製作実演や、お茶席等の催しあり。
  • 場所/鳥取市用瀬町 流しびなの館周辺
  • 問い/もちがせ流しびなの館 電話 0858-87-3222

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5.三朝温泉開湯850年記念 「三朝の湯 ゆったり 湯たりと 850年」

世界屈指のラジウム温泉を誇る三朝温泉では、2013年~2015年の3年間、開湯850年を記念して、様々な記念事業を予定しています。三朝温泉は、“吸ってよし”“飲んでよし”“浸かってよし”。のんびり、ゆったり、三朝温泉を満喫しましょう。

201401三朝温泉開湯850年記念事業「三徳山御幸行列 三朝温泉大回り」

三朝温泉発見に深く関わる侍が立ち寄った三徳山。温泉発見から850年の節目に、開山1300年の三徳山から2基の神輿が温泉街に登場します。

  • 開催日・場所/平成26年4月20日(日) 三徳山境内1~三朝温泉街
  • 問い/三徳山御幸行列保存会事務局 電話 0858-43-2013

 

三朝温泉開湯850年記念事業「春まつり」

平成26年4月20日(日)に開催される御幸行列を始まりに、5月6日まで春まつりイベントを開催します。温泉街の歩行者天国やミニステージイベントなど、温泉街をゆったり、たっぷり楽しんでいただける催しを予定しています。

  • 開催期間/平成26年4月20日(日)〜5月6日(火・祝)
  • 問い/三朝温泉観光協会  電話 0858-43-0431

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6. 米子鬼太郎空港から三朝温泉へ 直行リムジンバス運行開始

201401成田・茨城・神戸各空港と米子鬼太郎空港を結ぶ3つの路線で、平成25年12月20日(金)からスカイマークの運航が始まりました。こうしたことと三朝温泉開湯850年記念キャンペーンにあわせ、三朝温泉まで乗換なしで行くことができる「三朝温泉直行リムジンバス」の運行が同日より始まりました。

このバスは、10時50分に米子鬼太郎空港を出発し、13時10分に三朝温泉に到着します。バスを利用されると、特典として「三朝温泉たまわりの湯」の入浴券が付きます。

世界屈指のラジウム泉を誇る三朝温泉では、この時期、日本海で獲れた新鮮な松葉がに(ズワイガニ)料理が自慢の温泉宿も多く、美味しい料理と温泉に、贅沢な時間を満喫できます。乗換なしの便利でお得なバスを利用し、三朝温泉へお越しください。

    三朝温泉直行リムジンバス

  • 運行日/平成25年12月20日(金)〜平成26年3月16日(日)の金・土・日(※12月23日(月・祝)運行。)
  • 行程/米子鬼太郎空港(10:50発)−物産館ことうら(休憩)−三朝温泉(13:10〜13:50)−JR倉吉駅(14:00頃)
  • 料金/大人1,200円、小人600円 (三朝温泉たまわりの湯入浴券付、昼食代は含まず)
  • 人数/1〜28名
  • 予約/要(利用日の前日16:30まで受付。)
  • 申込・問い/流通(株) TEL 0858-22-1211 (※詳細についてはお問合せください)

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7.毎年好評!「わかめの株主」 募集が始まります

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わかめの株主になると、県内では珍しい「わかめの収穫体験」に参加することができます。この体験は、収穫祭当日に行われ、岸壁に水揚げされた日本海育ちの新鮮なわかめを漁師と一緒に刈り取りします。収穫祭ではその他、わかめ汁のふるまいや、わかめの長期保存の仕方のレクチャーなどがあります。収穫祭には参加できない方でも、株主に申込されると、希望の方にわかめの発送を受付します。250口限定の募集ですので、お早めにお申し込みください。

  • 収穫祭日時/平成26年2月23日(日)10:00〜受付 11:00〜わかめ株刈り取り
  • 場所/浜村遊漁センター(鳥取市気高町八束水2706-147)
  • 料金/1口2,000円(ロープ0.5m分、最低3㎏保証)
  • 募集期間/平成25年12月20日(金)~平成26年1月末まで ※250口限定。数になり次第締切。
  • 問い/(有)遊漁(ゆうぎょ) 電話 0857-82-2321(9:00~16:00)
        定休日:毎週火曜日 年末年始休み:平成25年12月30日(月)~平成26年1月4日(土)

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8.イベント情報
(1)第15回智頭宿雪まつり

201401

雪降るまちの心温まるまつりで、昼間は各種イベントや地元特産物の販売などで賑わいます。夕方には雪灯篭や手作り提灯が点灯され、智頭宿一円は幻想的で柔らかな灯りに包まれます。

  • 開催日/平成26年2月1日(土)10:00~21:00
  • 場所/八頭郡智頭町 智頭宿一円
  • 問い/智頭町総合案内所  電話 0858-76-1111
(2)第7回姫路公園かまくら祭

201401雪だるまやかまくらを作ったり、ソリ遊びをしたり、雪を存分に楽しめるイベントです。かまくらの中では、おもちやみかんなどを七輪で焼いて食べることもでき、子どもはもちろん、大人も夢中になって楽しめます。

2月23日(日)には、かまくら作りコンテストが開催されます。自慢のかまくらを作って、豪華賞品を手に入れましょう。

  • 開催日・時間/平成26年2月23日(日)、3月1日(土)、3月2日(日)
              10:00〜16:00 (かまくら作りコンテスト:2月23日)
  • 料金/入場料 大人 500円、小学生以下 無料
         ※おもちやみかん等は会場で販売。
         ※かまくら作りコンテスト参加料 1チーム2,000円
  • 場所/安徳の里姫路公園(八頭郡八頭町姫路)
  • 問い/八頭町観光協会 定休日:火曜日 電話 0858-76-0208
(3)長谷の牛玉授け・長谷の観音市(はせのごおうさずけ・はせのかんのんいち)

201401長谷の牛玉授けは、倉吉市のシンボルでもある打吹山(うつぶきやま)の中腹にある天台宗の古刹・長谷寺で行われる伝統行事です。護摩法要に続き、午前0時から牛玉授けが始まります。梁の上から、牛玉宝印を記した福木が1本ずつ投げ落とされ、参拝者は、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全など新しい福を授かろうと、競って福木を奪い合います。福木は、平年は12本、うるう年は13本用意されます。そして、牛玉授けの夜が明けると、本町通りには観音市がたち、毎年、たくさんの出店で賑わいます。

    (長谷の牛玉授け)

  • 201401開催日・場所/平成26年2月15日(土)〜16日(日) 長谷寺(倉吉市仲ノ町2960)
  • 問い/長谷寺 電話 0858-22-3272
  • (長谷の観音市)

  • 開催日・場所/平成26年2月16日(日)本町通り(倉吉市東仲町、西仲町、西町)
  • 問い/長谷の観音市実行委員会(有限会社たいら) 電話 0858-22-2391

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9.コラム とっとりの山の楽しみ方(6)

鳥取もいよいよウィンタースポーツのシーズン到来です。だいせんホワイトリゾートをはじめとする県内6箇所のスキー場は、良好な雪質に恵まれ、スキーヤー、スノーボーダーでにぎわいます。また、最近人気のスノーシューハイキングも県内各地で行われています。

雪山は、無雪期では体験できない楽しみを提供してくれますが、同時に積雪期特有の危険が常に隣り合わせにあり、雪崩や視界不良、低温障害など天候を読み、危険回避の素早い判断や行動を取るうえで一定以上の技量と経験が求められます。初心者は経験豊富なリーダー同伴が鉄則です。今回はかつて筆者が参加した氷ノ山スノーシュー登山を振り返ってみます。

【雪山を楽しむために~氷ノ山スノーシュー登山~】

201401昨年3月、山岳会メンバー3名と知り合いの男女2名でパーティーを組み、氷ノ山スキー場から通称三の丸コースを頂上往復しました。当日は概ね晴れ。風もなく、安定した天候の中、樹氷ゲレンデのリフトを乗り継ぎ、チャレンジコース最上部でスノーシューに履き替え、登山開始です。

三の丸(1464Mピーク)までは尾根通しに登りますが、部分的にはスノーシューでは制動が効かない急登箇所もあり、随時着脱の判断が必要です。それでも尾根は明瞭であり、ルートを外すことはないでしょう。三の丸手前で主稜線に出ます。ここから頂上への主稜線は概ね北に延びており、所々平原状の気持ち良い広がりの中、緩傾斜のアップダウンをゆっくりハイキング気分で頂上へ向かいます。

201401当然のことですが、地形図、コンパスは必携です。冬山の天候は変化が激しく、この日も頂上から三の丸に引き返したころからガスがわき、視界がかなり悪くなってきました。頂上へ向かう数グループとすれ違いましたが、おそらく時折コンパスで進路確認を余儀なくされたことでしょう。雪原で視界を閉ざされた場合に知らず知らず方向がそれて、元の場所に帰ってしまうことがあります。山用語でリングワンデリングといいますが、さらに無謀に行動すると遭難の憂き目に遭いかねません。天候の回復を待つか、視界に目標となる地形を確認することができ、現在地が確認できない限り行動すべきではありません。 

この日、頂上から氷の越えコースへの下山も考えましたが、技量のわからないメンバーもおり、頂上直下の急斜面のトラバースに不安があったため、同じコースを往復することとしました。おそらく妥当な判断だったと思います。ただし、チャレンジコースからの下降は課題となりました。スノーシューが使えないほどの急傾斜であり、同行の女性には、筆者が携行していた軽アイゼンを付けていただき、筆者はピッケルとキックステップによる下降、途中からはピッケルを支点にグリセード(中腰で登山靴をスキーのように滑らせます。)で下りました。天候に恵まれた概ね快適なスノーシュー登山でしたが、それでもパーティーの構成や技量、天候判断とともに、必要な装備携行など細心の準備とその場に応じた安全への配慮は欠かせません。それでも雪山は人を魅了してやみません。

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