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因幡の白うさぎゆかりの地

神話「因幡の白うさぎ」

大国主命(おおくにぬしのみこと)は、兄弟と一緒に因幡の国へ行く途中、毛をはがされたうさぎに出会いました。
いじわるな兄弟は、「海の水で体を洗い、風の吹く高い山のてっぺんでかわかしたらいい」とうさぎに言いました。
言われたとおりにやってみると、体がひりひりとしみ、その痛いこと痛いこと。
そこへ通りかかった大国主命は、うさぎにやさしく声をかけました。
うさぎは、「私はおきの島からなんとか因幡の地へ渡りたいと考え、ワニザメをだまし、その背を踏んでやってきたのですが、
それがばれて毛をむしりとられました。あなたの兄弟の言うとうおりにしたら、今度は体中が痛くて苦しいのです」と答えました。
大国主命は、「早く真水で体を洗い、ガマの穂をつけてごらん」といい、うさぎは言われるとおりにしました。
するとうさぎは、元のきれいな姿に戻ることができました。
その後、助けられたうさぎは大国主命に、神代の美女「八上姫」と結ばれると言い、うさぎの言うとおりになりました。

白兎神社

白兎神社 ~大国主と白うさぎの神話が息吹く~

古事記や日本書記に記される由緒明らかな神社で、大兎大明神、あるいは兎の宮白兎大明神といわれています。神話の舞台の場所といわれています。

皮膚病、やけどに効く神社として信仰されてきましたが、最近は、神話に登場する大国主と八上姫ゆかりの縁結びの神様として人気です。

◆所在地
鳥取市白兎宮腰603
◆問合せ
社務所/0857-59-0047

結び石

結び石

~人と人との結びを~
良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康の五縁(御縁)を願って・・・

取扱/社務所

恋愛成就!白兎起請文

白兎起請文

神話に登場する大黒主&八上姫ゆかりの縁結びの神「白兎神」の前で、永遠の愛を誓ってみてはいかが!?

取扱/道の駅神話の里白うさぎ

白兎海岸

白兎海岸 ~大国主と白うさぎの神話が息吹く~

神話にちなみ、童謡「大黒さま」の歌碑があります。この童謡は、鳥取県出身の作曲家・田村虎蔵が作曲したものです。

夏は、海水浴場として賑わいます。付近には、天然記念物「ハマナス」の生息地があり、5月下旬~6月上旬には、赤紫の花を楽しめます。

大国主命と白うさぎの石像

大国主命と白うさぎの石像

白兎神社鳥居近くには、国道9号線沿いからも見ることができる石像があります。

道の駅神話の里白うさぎ

白兎起請文

国道9号線沿いにあり、1階は海産物、土産品などの店が並びます。2階のお食事処「ぎんりん亭」では、海を眺めながら地元の海鮮を楽しめる場所として人気です。

白兎伝説の里八頭町

鳥取県東部は、因幡(いなば)と呼ばれ、その中心は、かつて、八上郡(現在の八頭町・若桜町・鳥取市河原町あたり)にあったとされます。そして、八頭町には、八上郡の郡衛(古代の役所)や、古代の寺院の跡が発見されていることから、古くから大きな勢力があったようです。また、町内にある古墳は、ある伝説のエリアに集中して存在しており、この地には、天照大神降臨伝説と白兎伝説が残っています。

伝わる「白兎伝説」

むかし、天照大神が山に降臨された時、山頂に仮の宿を営もうとされました。その時、一匹の兎が道しるべをしたそうです。
その道しるべに従うと、中山よりはるか山の尾続きに二つの大石があり、そこへ誘ったそうです。
ここに仮の宿を営み、しばらくとどまられました。
天から降りられた時、道しるべをした白兎が消えていました。その白兎は「月読尊(つきよみのみこと)」だったからです。
その後、道祖白兎六明神といいならわし、祀神(としがみ)として、この山続きの4つの村の氏神として崇められました。

霊石山・中山尾続きにあるこの4つの村は、現在の八頭町内にある「土師百井(はじももい)・池田・福本・門尾」です。
この地には3つの白兎神社があり、古より、白兎神社大兎(だいと)明神を祀っていたとされています。いちばん大きかったのは、福本にある「白兔神社」。大正時代の神社合祀で、現在、ご神体は「賀茂神社」に祀られ、社殿は「青龍寺」に移建されました。

白兎神社

白兎神社 −福本−

840年前後に位をいただいたと伝えられ、大正時代に神社合祀されました。現在は鳥居と社の面影を残します。ご神体は八頭町宮谷の「賀茂神社」に、社殿は八頭町下門尾「青龍寺」に移建されました。

白兎神社福本白兎神社福本

白兎神社

白兎神社 −池田−

2つの社が並んでいるのは、八頭町池田にある白兎神社。
向かって右が白兎神社。左が稲荷神社です。

白兎神社池田白兎神社池田

白兎神社土師百井

白兎神社 −土師百井−

八頭町土師百井の白兎神社は、慈住寺境内にあります。境内にある灯篭には、天保12年(1841年)「白兎神社」と刻んであります。

白兎神社土師百井白兎神社土師百井

成田山青龍寺

成田山青龍寺 −白兎神社(福本)の社殿が移建される−

白兎神社(福本)のご神体が賀茂神社に合祀され、ご神体のない社は「青龍寺」で引き取られました。社殿の蟇股(かえるまた)には「うさぎ」が施されています。

お寺の中に神社の社が祀られている姿を見かけることはあまりないかもしれませんが、もともと日本は「神道」の国。大陸から仏教が渡来し、神と仏、いわゆる神仏習合が形成されました。

出雲大社の絵図には、仏教のシンボルでもある「塔」が境内にあったとされ、また成田山の中にはお宮があります。全国的に見ても、神と仏が習合することは珍しいことではないことがわかります。

「物国天立像」、「多聞天立像」(鎌倉時代:寄木造り)は国の重要文化財に指定されています。(拝観予約要)

◆所在地
八頭郡八頭町下門尾46

成田山青龍寺

成田山青龍寺

成田山青龍寺

賀茂神社

賀茂神社

賀茂神社 −白兎神社(福本)の御神体が合祀−

福本、池田、土師百井のご神体を合祀しています。
七五三や厄除けなど、地元から崇められています。

◆所在地
八頭郡八頭町宮谷52

うさぎの彫刻

西橋寺−さいきょうじ−

西橋寺

西橋寺

お寺の本堂正面向拝の上には、かなり大きい「波に兎」の彫刻があります。左甚五郎作といわれています。

◆所在地 八頭郡八頭町船岡437

赤倉神社

赤倉神社

赤倉神社

波うさぎの彫刻がある神社。社殿を周ってみると、正面向かって右と左では違う彫刻が施されています。

◆所在地 八頭郡八頭町大江933

うさぎにちなんだ食

銘菓 因幡の白うさぎ

因幡の白うさぎ

かわいい白うさぎの形を再現し、中餡は口当たりの良い甘さで仕上げた黄味餡です。

販売/駅、空港、土産店など
問い/寿製菓株式会社
   0120-178-468

白兎のちぎり

白兎のちぎり

「契り」のデザインを紅白の落雁で表現し、永遠の想いをつなぐ「結び」を象徴。

販売/本店、鳥取大丸、鳥取空港他
問い/有限会社京屋菓舗
   0857-22-2355

因幡の白兎せんべい

因幡の白兎せんべい

小麦粉、砂糖、卵でつくる昔ながらの味。大国主と白うさぎの焼印がほどこされています。

販売/玉田や、鳥取大丸他
問い/玉田や
   0857-22-2402

うさぎにちなんだ工芸品

木彫十二支

西橋寺

約200年前からの挽物細工の流れをくむ伝統工芸品です。干支は、護身にもなる縁起の良い工芸品です。大小あり。

取扱/おぐらや、たくみ工芸店 ほか
問い/おぐらや 0857-72-0520

鳥取の干支

西橋寺

主に県内産の杉や桧を使用し、ケヤキなどで木目を生かしています。当地の地名と神話に縁を持つ郷土色豊かな木製玩具です。大小あり。

取扱/信夫工芸店、たくみ工芸店、鳥取大丸 ほか
問い/信夫工芸店 0857-23-0506

取材後記

「うさぎ」の干支は2011年。「因幡の白うさぎ」の神話が伝わる鳥取は、うさぎととても縁が深い土地だともいえます。干支にちなみ、うさぎ探しをしましたが、このページに掲載してあるのはほんの一部です。

橋の歩道やベンチにうさぎのモチーフが施してあったり、うさぎのゆるキャラ®がたくさんいたり… また、鳥取と関西をつなぐ列車に「スーパーはくと」と名前がつく特急もあります。うさぎにちなんだお菓子や、おみやげ品などもたくさんあります。そして、取材をした八頭町内には「波うさぎ」の彫刻が施された神社などがたくさんあります。

波と兎の彫刻…波は水、火除けの守り。月の精でもある兎は多産であることから、子孫繁栄や豊穣をもたらすめでたい動物。波うさぎの図柄の由縁は、「因幡の白うさぎ」からとの節もありますし、波に映る月と兎に触れられている謡曲「竹生島」に由縁があるともいわれています。また、月とうさぎが結びつくのは日本だけでなく、インドや中国などでも伝説として残っているようです。

その年の干支のお守りなどを身につけたり、飾ったりすると、厄災を避け、御利益が運ばれるといいます。うさぎの干支と縁が深い鳥取で、たくさんのうさぎ探しをして、たくさんのうさぎに出会ってください。          

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